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グローバルな金融機関へのESG再確認要請、プロモーション業界でのエコ需要拡大

2025年8月22日に発表されたサステナビリティ関連の最新ニュース、研究、業界動向を厳選し、ESGコンサルタントとしてクライアント企業の皆様に有益な情報をお届けします。本日は「グローバルな金融機関へのESG再確認要請」「持続可能なサプライチェーン評価」「プロモーション業界でのエコ需要拡大」など、多角的な視点から昨日の目玉トピックと注目すべき動きをまとめました。

目次

昨日のサステナビリティ最新トピック

1. 民主党系米州財務官による資産運用会社へのESGコミットメント再確認要請

米国では17名の民主党系州財務官がBlackRockなど主要資産運用会社に対し、「気候変動リスク管理や長期価値創造への責任ある取り組み」を9月1日までに改めて表明するよう求める書簡を送付しました。これは先月、共和党系26州財務官が同じくBlackRock等へ「気候変動を投資リスクと見做さないよう」圧力をかけたことへのカウンターとなっています。民主党側はさらに直接面談や議決権行使拡大、新たな監督ツール開発も要求しており、米国金融セクターでESG方針が政治的対立軸となっている現状が浮き彫りになりました。

(出典: https://www.esgdive.com/news/democrat-finance-officials-push-asset-managers-to-reaffirm-esg-commitment-climate-a4rg-sfof/758423/

2. サプライチェーン透明性・環境責任でContinental社がKalmarより表彰

ドイツ・Continental社は港湾物流機器メーカーKalmarより「Sustainability Award 2025」を受賞しました。同社は独自評価スコアカードで最高得点を獲得し、「持続可能性データ提供」「危険物管理遵守」「行動規範順守」など多面的基準で高い評価を受けています。特筆すべきはタイヤ製品やデジタルサービスによる港湾オペレーション支援だけでなく、全体的なライフサイクル責任と透明性確保です。グローバル調達網全体にわたり環境配慮型経営姿勢が認知されました。

(出典: https://www.continental.com/en/press/press-releases/20250822-kalmar-supplier-award/

3. プロモーション業界:エコ商材需要急増 ― ASI調査インフォグラフィック

プロモーション(販促)分野でも持続可能性志向が顕著です。ASI(Advertising Specialty Institute)の最新調査によれば、「エコ認証取得」に関する問い合わせ件数は供給側(メーカー)71%→76%、流通側(販売代理店)27%→36%へ前年から増加。また顧客企業規模が大きいほど環境配慮型商材ニーズも高まっています。

世代別ではミレニアル世代の“エコ重視”意識上昇(昨年首位Gen Zから交替)、男女別でも男性層の意識向上という新傾向も示されています。「販促物=使い捨て」のイメージ転換とともに、大手企業中心に“脱使い捨て”推進圧力強化中です。

(出典: https://members.asicentral.com/news/strategy/august-2025/infographic-demand-for-sustainable-promo-is-on-the-rise/

4. 米ペンシルベニア州学校施設:環境ハザード未対応問題浮上 ― 新研究報告

ペンシルベニア州内公立学校施設について、新たな学術研究結果では「室内空気質・カビ・ラドン・鉛汚染」といった環境ハザード対応不足が指摘されました。特に南西部地域では改善余地大とのこと。この課題解決には自治体連携や予算措置だけでなく、“健康安全”観点から教育現場にも包括的サステナビリティ戦略導入必要性があります。

(出典: https://www.alleghenyfront.org/episode-for-august-22-2025/

まとめ

昨日8月22日は金融セクター×政治対立下でESG方針再確認要請という世界的インパクトあるニュース、および欧州製造業による高度なサプライチェーン透明化実践事例、さらに消費者志向変化&販促分野でも脱使い捨て加速という複合的潮流、それぞれ専門領域ごとの重要情報更新日となりました。

また教育現場等社会基盤領域でも“健康安全=持続可能性”観点強化課題浮上しています。

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