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カリフォルニア州の気候関連法施行へ本格移行、欧州SAF基準厳格化で持続可能な航空燃料市場が加速

2026年3月2日、サステナビリティ分野では、カリフォルニア州の気候企業データ責任法(SB253/261)の規制承認や欧州の持続可能航空燃料(SAF)評価基準更新が注目を集めました。これらは企業向けのGHG排出報告義務強化とグリーン燃料市場の透明性向上を示す動きで、グローバル企業は即時対応を迫られています。特に、CARBの承認とPlattsの基準変更は、Scope1-3排出開示の加速を促す特筆すべきトピックです。

目次

昨日のサステナビリティ最新トピック

ガバナンス&サステナビリティ・ラウンドアップ:3月2日版

JD Supraが公開したこのラウンドアップ記事は、ガバナンスとサステナビリティの最新動向を概観。最大のハイライトは、カリフォルニア空気資源委員会(CARB)がSB253(気候企業データ責任法)とSB261(気候関連財務リスク法)の初期規制を承認した点で、施行・実施手数料を設定し、SB253の初年度報告期限を2026年8月10日(Scope1・2 GHG排出)と定めました。これにより、対象企業は早期の排出データ収集を強いられます。また、米国最高裁が化石燃料企業に対する州・自治体の気候被害訴訟の可否を審理する方針を示し、ニューヨーク州上院が年商10億ドル超企業のScope1-3排出公開を義務づけるCCDAA法案を可決(2027年発効)。さらに、ISOとGHG Protocolのグローバル炭素会計フレームワーク開始やEUのCSRD/CSDDD対象企業削減「オムニバス包」が言及され、報告負担軽減の動きも。 https://www.jdsupra.com/legalnews/governance-sustainability-roundup-march-3141741/

プラッツ、欧州SAF評価基準を更新:カテゴリー3タローを除外しGHG削減閾値を80%に引き下げ

S&P GlobalのPlattsが発表した更新内容では、欧州SAF(持続可能航空燃料)評価でカテゴリー3タロー(動物性脂肪)を適格原料から除外。ドイツの再生可能エネルギー指令(RED)およびReFuel EU航空規制に適合しないためで、市場の持続可能性懸念を反映しています。また、CIF NWE(北西欧積み)貨物の最低GHG削減率を85%から80%(RED II基準)に緩和し、PoS(持続可能性証明)移転タイムラインのガイドラインを新設。これにより、SAF CIF NWE(AJNWD00)とSAF FOB FARAG HEFA-SPK(SUAFA00)の評価が影響を受け、バイオ燃料市場の流動性向上を目指します。1月6日に提案、2月3日に正式発表された変更が3月2日より有効。https://www.spglobal.com/energy/en/pricing-benchmarks/our-methodology/subscriber-notes/030226-platts-updates-european-saf-assessments-march-2-2026

エコバディス、2026年サステナビリティ達成賞を発表:サプライチェーン革新企業を表彰

EcoVadisがパリで開催したSustain 2026カンファレンスで発表した賞では、Schneider ElectricとSiegwerkが持続可能な調達プログラムで長期リーダーシップを評価。個人賞ではCoca-Cola Europacific PartnersのVitanya Keary氏とCaldic BVのFilip Orlinski氏が選出されました。Orlinski氏はScope1-3 GHGインベントリ作成、気候・生物多様性リスク評価、外部保証サステナビリティレポート発行、CDPスコア向上、SBTiコミットメントを推進。150,000社超が利用するEcoVadisツールが、サプライチェーン resilence(回復力)と持続成長を支える好例として挙げられています。https://www.prnewswire.com/news-releases/ecovadis-announces-2026-sustainability-achievement-awards-302701212.html

ベラ、3月2日公開の炭素プロジェクト公募リストを発表:ブラジル農地再植林など多岐にわたる

Verraのプログラムが3月2日に公開した公募プロジェクトリストでは、Rabo Carbon Bankの「Trees for Farmers (TFF) Brazil ARR Grouped Project」(CCB/VCS版、3月22日締切)やニュージーランドの「Chatham Islands / Rekohu Natural Regeneration Project」(3月25日締切)、インドの「Improved Agricultural Land Management Grouped Carbon Project」(3月26日締切)などが並びました。これらはVCS(Verified Carbon Standard)やCCB(Climate, Community & Biodiversity)基準に基づくもので、炭素クレジット市場の透明性確保に向けたステークホルダー参加を促しています。 https://verra.org/projects-open-for-public-comment-march-2-2026/

まとめ

3月2日のサステナビリティ動向は、規制強化と市場基準の進化が主軸で、カリフォルニアのCARB承認が企業GHG報告の現実的なスタートラインを示しました。一方、PlattsのSAF基準更新は欧州グリーン移行を加速し、EcoVadis賞はサプライチェーン実践の成功モデルを提示。Verraのプロジェクト公募は炭素市場の基盤強化を象徴します。これらを踏まえ、クライアント企業はSB253対応のデータシステム構築とSAF調達戦略の見直しを急ぎ、競争優位を確保してください。明日も最新トピックをお届けします。

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